大地を守る会にインタビューしたら野菜へのこだわりと熱い想いがすごかった

更新日:

ベジ太郎
大地を守る会は野菜宅配のなかでも個性あふれる野菜宅配です。その個性はどうやって生まれたのか知りたくてインタビューに行ってきました。

とりあえず公式ページを確認したい方はこちらからどうぞ。
大地を守る会の公式ページを見てみる

目次

大地を守る会は野菜宅配のなかでも個性が光る野菜宅配

本当にいい野菜宅配を見つけるためにぼくは15社以上の野菜宅配を試しましたが、どこの野菜宅配も自分のところの個性を出そうとがんばっています。

そんななかで強い個性で光っているのが、大地を守る会なんです。

大地を守る会は自社で厳しい生産基準を定めて、安全でおいしい野菜を食べる人に届けています。

ほかの野菜宅配でも生産基準を設けているところはありますが、大地を守る会の安全基準の厳しさはトップレベルなんです。

参考大地を守る会:あんしんの約束

例えば、農薬についても他社は「減農薬」を扱っていますが、大地を守る会は「農薬不使用(栽培期間中)」が基本になっています。

また、野菜宅配のなかでめずらしいのは、社会的な活動を多くしているところ。

大地を守る会は自分たちのことを食に関する社会問題を解決する「社会的企業(ソーシャルビジネス)」だと宣言していて、各種の問題に取り組んでいます。

参考大地を守る会:社会的企業の取り組み

野菜宅配のなかで、こんなにも個性を出しているところはほかにありません。

ここまで強い個性はどうやって生まれたのか知りたくて、大地を守る会の本社にインタビューに行ってきました。

大地を守る会に行ったら、人にも野菜にも誠実な社員の方が出てきた

大地を守る会のロビー。

ロゴがかっこよく光ってます。

大地を守る会の頭文字の「d」の右側には、太陽のモチーフが添えられています。

ちなみに大地を守る会のロゴって、たくさんあるんです。

最初、これを見たときは「なんで1つにしないのだろう?」と思いました。

でも、理由を聞いたら納得。

1つのロゴにするのではなく、たくさんのロゴにすることで「消費者や生産者という自分だけの立場を押しつけず、多様性を認め合う社会を作っていく」というメッセージが込められているそうです。

こういう発想が「大地を守る会らしさ」だなと感じます。

大地を守る会は食の問題を扱った映画「0円キッチン」の協賛なので、ポスターが貼ってありました。

あれ、いい映画ですよね。

ほかにも扱っている食品が飾られていました。

大地を守る会の食品は派手さはないけど、誠実でしっかりとした印象があるんですよね。

今回、インタビューに答えてくださったのは大地を守る会の吉村さん。

まだ大地を守る会のことを知らない方に、大地を守る会を知ってもらうためのいろんな企画を担当されています。

写真を見れば分かるように、誠実さと人柄のよさがにじみ出ています。

ベジ太郎
今日はよろしくお願いします。
吉村さん
こちらこそ、よろしくお願いします。

大地を守る会を創業したキッカケは「農薬に頼らない農業」を広めたかったから

ベジ太郎
最初に大地を守る会を創業したときの話を聞かせてもらえますか?
吉村さん
大地を守る会は、農薬に頼らない農業を守り育てたいという気持ちで始まった会社なんです。

大地を守る会が設立されたのは約40年前で、ようやく農薬の危険性が社会的に認知され始めた頃なんです。

でも、農薬の使われていない野菜を食べたくても、どこにも売っていない時代でもあったんです。

農家さんは自分の家で食べる分はできるだけ農薬を使わずに育てていましたが、出荷する分は農薬を使ってきれいなカタチの野菜を作らないと引き取ってもらえなかったんです。

本当は農薬が体に悪いことを農家さんは知っているけど、出荷するためにしょうがなく農薬を使っていたんです。

このように食べる人にとっては「農薬を使っていない野菜を食べたいけど売っていない」、農家は「農薬をできるかぎり使わずに野菜を育てたいけど引き取ってもらえない」というミスマッチが生まれていました。

若い頃の藤田社長

そんな現実を知った藤田(社長)が、農家をまわって農薬に頼らずに育てた野菜を仕入れて、東京の団地で青空市(あおぞらいち)のような感じで売り始めたのが大地を守る会の始まりなんです。

創業当時の青空市の様子

最初は農家さんから野菜を仕入れるのも苦労しました。

急に若い男が来て、「農薬に頼らずに野菜を作ってください。そして、それを売ってください」と言ってもあやしいですよね(笑)。

ただ、運がよかったのは、うちの社員で農業をやっている人がいて、その人がパイプ役になって話をまとめてくれて、仕入れられるようになりました。

おかげさまで青空市に野菜を持っていくと、「どこに行っても買えなかったから買えて嬉しい」とたくさんの人に喜んでもらえたそうです。

創業当時は冷蔵車がなくて鮮度管理が大変だった

ベジ太郎
創業当時の苦労話ってありますか?
吉村さん
当時は冷蔵できる車がなかったんで、鮮度を保つのが大変でした。

創業当時は保存技術が発達していないので、野菜を発送するときは鮮度がよくても届くときには傷んでいるということがありました。

とくに夏場は温度が高くなるので、葉野菜などはとくに影響を受けやすくなります。

でも、創業当時の会員さん達はお客さん意識ではなくて、大地を守る会と一緒に活動をがんばっている意識を持った方ばかりだったんです。

なので、お叱りを受けるというよりは励まされたり、改善点を教えてくれる場合のほうが多かったと聞いています。

藤田社長の人柄のよさが農家さんや会員さんとの信頼関係を作った

ベジ太郎
大地を守る会と一緒にがんばろうと思う農家さんや会員さんが多いのはどうしてなんですか?
吉村さん
藤田(社長)の人柄の影響が大きいと思います。

うちの社長の藤田は、社員の私が言うのはなんですが「いい人、誠実、真面目」なんです。

当時から現場に行って農家さんや会員さんとも向き合って、オープンに議論することが多かったんです。

そして、「農薬に頼らない農業を守り育てよう」という使命感を強く持っているので、それが相手に伝わって「一緒にがんばろう」という気持ちになったのではないかと。

創業当時のエピソードなどを聞く機会も多いのですが、藤田(社長)の言葉は使命感と行動に裏付けされていて、心に染みるものがあります。

会社の定款を見ると創業当時の想いを今でも感じられる

ベジ太郎
創業当時の想いを感じられるときはどんなときですか?
吉村さん
会社の定款(ていかん)の最初を見るたびに、創業の想いを感じます。

会社は設立するときに必ず定款を作らなくてはなりません。

この定款は別名「会社の憲法」と呼ばれていて、自分たちのあり方やルールが書かれています。

そして、大地を守る会の定款の最初には、次のような一文があります。

株式会社大地を守る会は、「大地を守る会」 の理念と理想である「自然環境に調和した、生命を大切にする社会の実現」 をめざす社会的企業として、株式会社としてのあらゆる事業活動を、「日本の第一次産業を守り育てること」、「人々の生命と健康を守ること」、そして 「持続可能な社会を創造すること」、という社会的使命を果たすために展開する。

ここに創業当時の想いが詰まっています。

この定款で、大地を守る会は食の問題を解決する社会的企業(ソーシャルビジネス)だと宣言しているんです。

もともと大地を守る会は農薬の危険性を野菜を食べる人に知ってもらって、農薬に頼らない農業を広めるためにスタートしました。

そこから農薬だけに限らず、食に関するさまざまな社会問題について学び続けて、実際に活動をしてきました。

昔の勉強会風景

今でも原発やTPPには反対していますし、ほかの多くの食の問題にも取り組んでいます。

事業をやっていくうえで利益は大切なのですが、私たちにとっては同じくらいこうした活動も大切なんです。

そして、事業と活動を通じて、創業当時の想いを実現させていく。

それを思い出させてくれるのが、大地を守る会の定款なんです。

大地を守る会ならではのこだわりは「農薬不使用(栽培期間中)」と「野菜の味」

ベジ太郎
大地を守る会ならではのこだわりや他社との違いを教えてください。
吉村さん
農薬不使用(栽培期間中)と、野菜の味のよさですね。

大地を守る会では扱う野菜のうち88%が有機農産物、または農薬不使用(栽培期間中)の野菜となっています。

これは野菜宅配のなかでもトップレベルの割合です。

残り12%の野菜については農薬を使用しているものの、農家さんと話し合って必要最低限の使用にとどめてもらっています。

ここまで厳しい基準でやっている野菜宅配はあまり聞きません。

「厳しすぎるのでは!?」という声もありますが、それが大地を守る会なんです。

野菜がおいしくなければ「農薬に頼らない農業」は広がらない

農薬の危険性をどれだけ言っても、農薬に頼らずに作られた野菜がおいしくなければ続かないと私たちは思っています。

だからこそ、野菜のおいしさにはこだわっています。

市販の野菜と味を比較する食味検査をよく行っているのですが、圧倒的に大地を守る会のほうが「おいしい」という声が集まります。

大地を守る会は農家とともに野菜をおいしくて安全なものにしていく

ベジ太郎
おいしくて安全な野菜を作る農家さんとのつながりについて聞かせてもらえますか?
吉村さん
野菜についての情報共有や勉強会を積極的に行っています。

大地を守る会が設立された当時は、農家の仲間のなかで「農薬に頼らずに野菜を作る」と言うと変人扱いで、仲間はずれにされた時代でした。

だからこそ、大地を守る会では農家さんとの信頼関係を作ることを大切にしましたし、農家さん同士のネットワーク作りを重視しました。

信頼関係については、農家さんと対等な立場で正直に話し合い続けてきました。

「農薬に頼らない農業」をどうしたら実現できるのか一緒に何度も議論して、最終的にできあがったのが大地を守る会の厳しい生産基準です。

また、野菜の取引価格は一般的に収穫したときの相場で決まるのですが、大地を守る会の場合は野菜を作る前に取引価格を決めるようにしています。

こうすれば農家さんは安定した収入が得られて、生活や心の余裕が生まれます。

これらはほんの一例ですが、こうして農家さんとの信頼関係を強くしています。

農家さん同士がつながることで、「農薬に頼らない農業」が広がっていく

農家さん同士のネットワークについては、定期的に勉強会や情報交換をする場を設けています。

そこでは栽培方法でうまくいった方法を共有したり、もっといい方法はないかと話し合ったりします。

こうした同じ志を持った農家さんが集まることで横のつながりができて、着実に「農薬に頼らない農業」が広がっていることを実感しています。

これは農業の後継者問題でも感じます。

一般的には自分の子どもが農業を継がず困っている農家さんが多くいます。

でも、大地を守る会の農家さんの場合、農業の後継者問題に悩むことがありません。

ちゃんと子どもが農業を継いでくれるんですよね。

これは私の想像なんですが、親が情熱を持って農業をやっていて安定した収入もある姿を見て、子どもは農業のよさを感じて継ごうと思うんじゃないでしょうか。

大地を守る会の定期会員になっているのは30〜40代の子育て中の女性

ベジ太郎
大地を守る会の定期会員になる人はどんな人が多いんですか?
吉村さん
30〜40代の子育て中の方が多いですね。

とくに離乳食のタイミングで安全なものを食べさせたいという理由で、大地を守る会を選んでくださる方が多いです。

忙しい共働きの方の利用も増えていますね。仕事が終わって買い物に行くのって大変ですからね。

また、設立当初から会員で、今では親子2代や3代で定期宅配の会員になってくださっているご家庭もあるんです。

社員のなかにも、生まれたときから大地を守る会の野菜で育ったという者もいます。

大地を守る会では農家さんと食べる人をつなぐためにイベントにも力を入れている

ベジ太郎
大地を守る会はイベントにも力を入れていますよね?
吉村さん
農家さんと食べる人をつなぎたいという想いがあるんです。

会員さんのなかには、農家さんに直接「おいしい!」という声を届けたいという方がいます。

そして、農家さんは食べた人から感想を直接聞く機会がほとんどありません。

こうして、食べる人と農家さんをつなぐイベントをすることで、両方にいい効果があると考えています。

会員さんにとっては、おいしいという声を農家さんに直接届けたり、自分が食べている野菜がどんなふうに育てられているのか知ったりできます。

農家さんにとっても、自分が作った野菜の感想を食べた人から直接もらえるのは励みになります。

こうして作る人と食べる人が出会うことで、お互いにいい影響を与えあうことができるんです。

大地を守る会の野菜を食べたことがない人に、いちばんに味わってもらいたいのはにんじん

ベジ太郎
大地を守る会の食材のなかで、これは食べてほしいというものは何ですか?
吉村さん
にんじんは生で食べて、香りや甘さを感じてほしいです。

にんじんのおいしさには自信があります。

にんじんが嫌いなお子さんでも、大地を守る会のにんじんはパクパク食べるという感想をよく頂きます。

香りがよくて、フルーティーな甘みがあるのが特徴ですね。

あとはハムやベーコンもおすすめなんです。

ハムやベーコンは保存料や発色料を使わずに、豚肉と塩と香辛料だけで作っているので、肉本来の味をしっかりと感じられます。

ミールキットの「おやさいdeli kit(デリキット)」も人気ですね。

20分で手軽に主菜と副菜ができるのに、味は本格的なんです。

忙しい日でもちょっとしたごちそうが作れるので、働いている人を中心に支持してもらっています。

野菜がおいしいと日々の生活の満足度が高くなる

大地を守る会の野菜は、どれも味が濃くて野菜本来の味が楽しめるんです。

社員の私も大地を守る会の会員で、定期宅配を利用していますが本当においしいと思います。

おいしい野菜は「茹でるだけ」「蒸すだけ」「焼くだけ」で立派なごちそうになるから、手間がかかりません。

野菜があると、それだけで食卓が華やかになりますし、日々の生活の満足度も高くなりますね。

大地を守る会はこれからも「農薬に頼らない農業」を守り育てていく

ベジ太郎
最後に、大地を守る会の今後の方向性を聞かせてください。
吉村さん
これからも創業当時の想いである「農薬に頼らない農業」を守り育てていくことです。

今でこそ農薬に頼らずに野菜を育てる有機農業は認知されるようになりましたが、まだ農業全体から見れば本当にわずかです。

実際、日本の農業全体における有機農業の割合は、わずか0.2%しかありません。

この割合は世界的に見ると、非常に低いんです。

この状況を改善するためにも、大地を守る会の野菜と活動をたくさんの人に知ってもらえるよう努力を続けていきます。

ベジ太郎は大地を守る会のインタビューをしてこう思う

大地を守る会の強い個性が生まれた理由を知りたくてインタビューに行ったら、そこには野菜への強いこだわりと創業当時から受け継がれる熱い想いがありました。

こうした野菜へのこだわりや熱い想いが、大地を守る会の力強い個性になっているんですね。

丁寧にインタビューに答えてくださった大地を守る会の吉村さん、ありがとうございました!

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ベジ太郎

野菜ソムリエ。野菜が好きな料理男子。決して料理おっさんではないと思い込むことにしている。詳しいプロフィールはコチラ

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