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ホーロー鍋「ストウブ」って何?

photo credit: Staub Cocotte via photopin (license)
鍋で料理の味が変わることを教えてくれたのが今回紹介するストウブです。
ストウブは鉄で作った分厚い鍋にガラス質の釉薬を吹き付けた鋳物ホーロー鍋。フランス生まれの鍋で、世界中のシェフや料理愛好家が愛用しています。
熱伝導率と保温性に優れていて、食材にムラなく均一に火が通ります。
ストウブだと野菜がワンランク上のおいしさになる
鋳物ホーロー鍋の蓋は重いので、しっかりと鍋を密閉して蒸気を外に逃がしません。だからこそ少ない水分で調理ができます。
さらにストウブ最大の特徴は蓋についている「ピコ」と呼ばれている突起。
加熱して出た食材の水分が蒸気になって蓋までくると、蒸気は水に戻ります。そして、その水はピコをつたって水滴として食材に戻っていきます。
こうすると鍋のなかで水分が効率的に循環するので、少ない水分で食材の旨みをギュッと閉じ込めることができます。
野菜などの水分が多い食材を使えば水を使わない無水調理ができるのもストウブの嬉しいところ。
ストウブを使えばおいしい野菜料理が簡単にできます。
少量のオリーブオイルで玉ねぎや肉を焼き付けたあとに好きな野菜を入れて蓋をするだけで、野菜のオイル蒸しのできあがり。もちろん水は加えません。
ストウブを使った蒸し料理のいいところは、野菜を茹でないので水溶性ビタミンの流出がなく栄養をそのまま取ることができるところ。
しかも、熱を加えることで野菜本来の甘みがさらに引き立ちます。
我が家ではおいしい野菜や有機野菜が届くと、オイル蒸しにして野菜の味を楽しむようにしています。
調理が簡単なので手抜きをしているともいえますが(笑)。
無水調理のおいしさを堪能できるのはオイル蒸しだけではありません。
夏野菜がおいしい季節になったらラタトゥイユがオススメ。水を加えずに材料と塩を加えて、あとは煮込むだけ。
写真を見ると水を入れているように見えますが、これは全部野菜から出た水分。この野菜から出たスープがなんともおいしいんです。
友人にラタトゥイユを振る舞ったら「おいしい!これの味付けはどうやったの?」と効かれたので、「塩だけだよ」と答えたら驚いていました。
ストウブは無水調理だけではありません。
煮込み料理を作ると熱伝導率や保温性が高いので、火が食材の芯までしっかりと通ります。
ストウブを使った我が家の定番は肉じゃがですね。少量の出汁と調味料だけなのにじゃがいもに味が染みてしっとりと仕上がります。
普通の鍋で作ると外側は煮崩れして、なかは火が通っていないなんてこともありますが、ストウブならそんなことはありません。
ストウブはそのままオーブンに入れて調理もできるのですが、残念ながら我が家にはストーブが入るほど大きいオーブンがないので未体験。
次に引っ越すときは大きいオーブンがある家に引っ越すぞー!
ストウブとルクルーゼの違いは?

photo credit: Le Creuset Round French Oven via photopin (license)
鋳物ホーロー鍋を買うときに迷うのがストウブとルクルーゼ、どっちがいいのかということ。結論から言うとぼくがオススメするのはストウブです。
【理由1:無水調理ができる】
ルクルーゼの蓋にはピコが付いていないので無水調理ができません。料理好きとしては無水調理って憧れるじゃないですか!?実際、無水調理で作ると野菜がおいしいですし。
【理由2:焦げ付きにくく、汚れが目立たない】
ストウブの内側はエマイユ加工がされているので、焦げや汚れが付きにくいです(コレ、ホント)。また、内側は黒色なので汚れが目立ちません。ただし、出汁を使う料理や色をほんのり付ける料理では、内側の黒色が邪魔して料理がしづらいという意見も。
【理由3:保温性が高い】
ルクルーゼよりもストウブは3割ほど重いので、そのぶん熱伝導率や保温性も高いです。
【ルクルーゼのいいところ】
ルクルーゼは軽くて扱いやすいです。また、内側がクリーム色なので調理中の状態が見やすいというメリットも。また、デザインではカラーバリエーションがルクルーゼのほうが豊富です。
おいしさではストウブ、扱いやすさやデザインはルクルーゼですね。ぼくの場合はデザインも好きでストウブを選びました。
ストウブはどのサイズを買えばいい?
ストウブはサイズがいろいろあります。どのサイズを買ったらいいか、かなり迷いました。
目安としては1人暮らしなら直径18〜20cm、2人もしくは小さいお子さんがいる3人家族は22cm、それ以上の家庭の場合は24cm以上をオススメします。
鍋のカタチは丸型(ラウンド)と楕円型(オーバル)がありますが、1台目は丸型を買うべきです。
理由としては丸型のほうが熱が均一に伝わるからです。楕円型はどうしても熱が均一に伝わりづらいです。
大きな魚や肉のブロックをそのままストウブで調理したいときは2台目に楕円型を買うといいと思います。
補足:IHを使っている人はちょっと注意
ストウブはほかの鋳物ホーロー鍋と同じようにIHで使えます。
ただし、直径10cm程度のストウブの鍋(ココット)はIHでは使えませんでした。
多くのIHは直径12cm以上の鍋でないと反応しません。これを知らずに買ってしまって失敗しました。
【追記】
10cm程度のストウブもIHで使える裏技を発見しました!
IHの上にストウブだけではなくて他の鍋(例えば水を入れたヤカンなど)を並べるとIHが「直径が広い鍋だ」と誤認識して使うことができます。
ストウブのデメリット
いいことばっかり書いてきましたが使ってみてのデメリットもあります。
まず重いことですね。ぼくは22cmのストウブ(約4kg)を使っていますが片手でギリギリ持ち上げられるレベル。
あとは簡単な手入れが必要なことです。
錆びないように使い終わったら洗って水分をキチンと拭きとる必要があります。
また、ホーロー加工されていない鍋や蓋のフチは錆びやすいので1ヶ月に1度くらいの頻度で油を塗らなくてはいけません。
ストウブのネットでの評判や口コミは!?
今夜のコッチカ定食は鍋炊きエビピラフ 昨日の残りのコーンシチューとコールスロー しいたけのバター醤油焼きです
ストウブ鍋、びっくりするくらい使える子でしたね 買ってよかった pic.twitter.com/zGJeoBHLmh
— coccica nishimura (@coccinella_caya) 2016年6月28日
ストウブで炊くとうもろこしごはん、間違い無さ過ぎるー!!自然の甘み、最高でした。 pic.twitter.com/4XpCQAbjt5
— haruna* (@haruna_bb) 2016年6月30日
ストウブで作る煮物が美味しすぎて毎日作るの楽しみになってる。。欲しいものはほとんどキッチングッズ。主婦になったな〜 pic.twitter.com/EhJddQbq36
— 宮坂 梓 (@a_chucky) 2016年6月20日
ストウブをアウトレットよりも格安で手に入れる方法
ストウブを正規店で買うと22cmが32,400円です。
うーん、高い。
ストウブを格安に手に入れるならアウトレットですね。
だいたい30%オフくらいで買うことができます。ただ、ストウブの重さは4kgなのでアウトレットで買うと持ち帰りが大変なこともあります。
ストウブをアウトレットよりも格安に手に入れるならアマゾンが個人的にオススメ。だいたい40%オフで買えますね。
ただ、アウトレットやアマゾンで買うと保証が適用されません。
ぼくは3年使って保証が必要になったことはないので気にしていませんが、気になる人は正規店で注文したほうがいいかと。
ベジ太郎はストウブについてこう思う
とにかくストウブは普通の料理を絶品に変えてくれる魔法の鍋です。とくに野菜をおいしく食べたいときはストウブ一択!
我が家のホームパーティーでストウブ料理を振る舞うと、後日その友人がストウブを買っていることが頻繁にあります(笑)。
ストウブは野菜をめちゃくちゃおいしくしてくれる僕が大好きな鍋です。
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